本日の
議事日程につきましては、
議事日程第6号のとおりといたします。
これより議事に入ります。
──────────────────────────
△
会議録署名議員の
指名について
○
議長(
石松俊雄君)
日程第1、
会議録署名議員を
指名いたします。
会議録署名議員は、
会議規則第88条の
規定により、16番西山 猛君、17番
大貫千尋君を
指名します。
──────────────────────────
△
議案第 71号
笠間市
特別会計条例等の一部を改正する
条例について
△
議案第 72号
笠間市
農業集落排水事業市債償還基金条例を廃止する
条例について
△
議案第 73号
工事請負契約の
変更について
△
議案第 74号
指定管理者の
指定について(
笠間市
地域福祉センター)
△
議案第 75号
指定管理者の
指定について(
筑波海軍航空隊記念館)
△
議案第 76号
指定管理者の
指定について(
笠間市民体育館)
△
議案第 77号
指定管理者の
指定について(
笠間市
岩間総合運動公園)
△
議案第 78号
指定管理者の
指定について(
笠間市
総合公園及び
石井街区
公園)
△
議案第 79号
指定管理者の
指定について(
笠間市
笠間武道館)
△
議案第 80号
指定管理者の
指定について(
笠間市
岩間海洋センター)
△
議案第 81号
指定管理者の
指定について(
笠間市
岩間工業団地テニスコート)
△
議案第 82号
令和4年度
笠間市
一般会計補正予算(第9号)
△
議案第 83号
令和4年度
笠間市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
△
議案第 84号
令和4年度
笠間市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
△
議案第 85号
令和4年度
笠間市
介護保険特別会計補正予算(第3号)
△
議案第 86号
令和4年度
笠間市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)
△
議案第 87号
令和4年度
笠間市立病院事業会計補正予算(第2号)
△
議案第 88号
令和4年度
笠間市
水道事業会計補正予算(第2号)
△
議案第 89号
令和4年度
笠間市
工業用水道事業会計補正予算(第2号)
△
議案第 90号
令和4年度
笠間市
公共下水道事業会計補正予算(第2号)
○
議長(
石松俊雄君)
日程第2、
議案第71号
笠間市
特別会計条例等の一部を改正する
条例についてから
議案第90号
令和4年
度度笠間市
公共下水道事業会計補正予算(第2号)までの20件を
一括議題とします。
審査は終了しております。
各
常任委員会委員長に
審査の
経過並びに結果について
報告を求めます。
初めに、
総務産業委員長より
報告をお願いします。
総務産業委員長田村幸子君。
〔
総務産業委員長 田村幸子君
登壇〕
◎
総務産業委員長(
田村幸子君)
総務産業委員会審査結果
報告。
今期市議会定例会において
総務産業委員会に
付託された
議案について、
審査の
経過並びに結果を、
会議規則第39条第1項の
規定に基づき、御
報告申し上げます。
当
委員会は、11月10日に
執行部より
関係部課長等の
出席を求め、
議案第73号、
議案第82号の
付託議案の
審査を行いました。
審査の過程での主な
質疑等を申し上げます。
議案第82号
令和4年度
笠間市
一般会計補正予算(第9号)でありますが、
デジタル戦略課所管では、
引っ越しワンストップ支援サービスシステム使用料について、この
システムの
内容は
マイナンバーカードを使用することが前提であるのかとの
質疑に対し、
マイナンバーカードを使用することで市役所に来庁せず
住所変更の手続ができる
制度であるとの
答弁がありました。
次に、
農政課所管では、
土地改良事業を含む
農業水利施設電力価格高騰対策事業補助金について、
補正額2,017万6,000円はどのような形で
補助をしていくのかとの
質疑に対し、この
補助は、
令和3年4月から9月と
令和4年4月から9月の同時期を比較し、
高騰分の70%を
補助するものであるとの
答弁がありました。また、
電気料の
高騰は今後も続くと想定されることから、現在も増えている
耕作放棄地に
再生可能エネルギーの
施設を設置するなどで
農業施設に係る
電気料をカバーできる仕組みを構築し、脱
炭素社会に向けた取組を積極的に検討してほしいとの意見がありました。
なお、
議案第73号については、
執行部の詳細な
説明をもって了承した次第であります。
以上のような
審査を踏まえ、
付託された
議案について採決したところ、
議案第73号については
全会一致により
原案のとおり可決すべきもの、また、
議案第82号については賛成多数により
原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上が、当
委員会に
付託になりました
議案の
審査の
経過並びに結果であります。
議員各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、御
報告といたします。
○
議長(
石松俊雄君) 次に、
教育福祉委員長より
報告をお願いいたします。
教育福祉委員長大関久義君。
〔
教育福祉委員長 大関久義君
登壇〕
◎
教育福祉委員長(
大関久義君)
教育福祉委員会から
審査結果の
報告を申し上げます。
今期市議会定例会において
教育福祉委員会に
付託になりました
議案について、
審査の
経過並びに結果を、
会議規則第39条第1項の
規定に基づき、御
報告を申し上げます。
当
委員会は、11月11日に
執行部より
関係部課長等の
出席を求め、
議案第74号外12件の
付託議案の
審査を行いました。
審査の過程での主な
質疑等を申し上げます。
初めに、生涯
学習課所管の
議案第75号
指定管理者の
指定について(
筑波海軍航空隊記念館)では、
記念館での
展示内容に関する
質疑があり、
展示内容等をよく検討し、是正が必要であれば適宜行い、
設置目的に合った運営をしてほしいと要望しました。
次に、
議案第76号
指定管理者の
指定について(
笠間市民体育館)では、
指定管理者として
指定する団体の
職員の
待遇労働条件についての
質疑があり、
人件費は
指定管理者で判断することになり、必要に応じて
指定管理者との
年度協定の際、十分考慮するようにお願いするとの
答弁がありました。
次に、
議案第82号
令和4年度
笠間市
一般会計補正予算(第9号)では、
社会福祉課所管の
障害者総合支援システムの改修に係る増額について改修の
内容に関する
質疑があり、
障害福祉サービス等を処理する
システムを新たに国と連携させる、これにより国が
障害福祉の
利用状況などのデータを確実に収集でき、その分野においての
調査分析、研究が可能となり、地域に応じた質の高い
サービスの
提供制度構築につながるとの
答弁がありました。
次に、
保険年金課所管の
議案第83号
令和4年度
笠間市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)では、
社会保障・
税番号制度システム整備補助金の用途に関する
質疑があり、
マイナンバーカードと
健康保険証の連携を
推進するチラシの
作成費用が
補助金の対象となったものであるとの
答弁がありました。
なお、
議案第74号、
議案第77号から
議案第81号、
議案第84号、
議案第85号、
議案第87号については、
執行部からの詳細な
説明をもって了承した次第であります。
次に、
討論でありますが、
議案第83号では、
マイナンバー制度の
管理不備、
情報漏えいに関する
危険性もあるため、
マイナンバーカードの普及及び
保険証との一体化を
推進することには反対するとの
討論がありました。
以上のような
審査を踏まえ、
議案第74号から
議案第82号、
議案第84号、
議案第85号、
議案第87号については
全会一致により
原案のとおり可決すべきもの、また、
議案第83号については賛成多数により
原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上が、当
委員会に
付託になりました
議案の
審査の
経過並びに結果であります。
議員各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、
報告といたします。
○
議長(
石松俊雄君) 次に、
建設土木委員長より
報告をお願いします。
建設土木委員長内桶克之君。
〔
建設土木委員長 内
桶克之君
登壇〕
◎
建設土木委員長(内
桶克之君)
今期市議会定例会において
建設土木委員会に
付託になりました
議案について、
審査の
経過並びに結果について、
会議規則第39条第1項の
規定に基づき、御
報告申し上げます。
当
委員会は、11月14日、
執行部より
関係部課長の
出席を求め、
議案第71号外6件の
付託案件の
審査を行いました。
審査の
経過での主な
質疑や意見などについて御
報告申し上げます。
初めに、
議案第82号
令和4年度
笠間市
一般会計補正予算(第9号)ですが、
建設課所管では、
道路新設改良費の
測量設計等委託料の
増額補正について、現在、
事業を進めている
通学路等の
工事が完成することで今後、
事業予定の友部第二
中学校付近の枝折川に架かる
人道橋の完成はいつ頃になるかとの
質疑に対し、
測量設計を実施した後、河川の
管理者である県と協議し、着工までに約2年かかり、
工事に2年から3年を要することから、完成まで4年から5年を予定しているとの
答弁があり、また、今後の
事業予定などについて確認をいたしました。
次に、
管理課所管では、
住宅管理費の
住宅空き家修繕工事とはどのようなもので、
修繕住宅は今後何年くらい使用できるのかとの
質疑に対し、
入居者が退去後、次の方の入居ができるよう修繕するものであり、
石井第2
住宅は
RC構造なので30年から40年、稲田第2
住宅は木造なので約20年使用できるとの
答弁がありました。
次に、
都市計画所管では、
鯉淵公園に設置を予定している日よけについて、
設置箇所と形状について確認をいたしました。
次に、
議案第88号
令和4年度
笠間市
水道会計補正予算(第2号)ですが、
動力費の増加は
光熱費の
高騰によるものとのことだが、前年度と比較をしてどのくらい増加になるのかとの
質疑に対し、1.2倍から1.3倍となるとの
答弁がありました。
なお、
議案第71号、
議案第72号、
議案第86号、
議案第89号、
議案第90号については、
執行部の詳細な
説明をもって了承した次第であります。
以上のような
審査経過を踏まえ、当
委員会に
付託された全ての
議案は
全会一致により
原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
議員各位には御賛同賜りますようお願い申し上げ、御
報告といたします。
○
議長(
石松俊雄君)
委員長の
報告が終わりました。
これより
委員長の
報告に対する
質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
石松俊雄君)
質疑を終了いたします。
これより
討論に入ります。
通告がありますので、発言を許可いたします。
11番
石井 栄君。
〔11番
石井 栄君
登壇〕
◆11番(
石井栄君) 11番、
日本共産党の
石井 栄です。
議長の許可を受けまして、
討論をいたします。
まず第1、
議案第71号
笠間市
特別会計条例等の一部を改正する
条例について、反対の立場で
討論いたします。
この
条例では、
提案理由に、本案は
農業集落排水の
地方公営企業法適用に伴い所要の改定を行うものでありますと記載されております。資料によりますと、
地方公営企業法適用について、これまでの
経過が示されております。それによると、平成27年1月に
総務大臣から
地方公営企業会計の
適用の
推進についての通知があり、都道府県及び人口3万人以上の市町村については、
令和2年度までに
地方公営企業法適用の必要がある旨の方針が示され、市の
公共下水道事業は平成30年4月1日から
地方公営企業法を
適用、平成31年1月に
総務大臣から
地方公営企業会計の
適用のさらなる
推進についてが通知され、
農業集落排水事業においても
令和5年度までに
地方公営企業法適用に移行する必要がある旨の方針が示されました。このため、本市の
農業集落排水事業も
令和2年度から
移行事業を進め、
令和5年4月1日から
地方公営企業法を
適用しますと、このような
説明がされております。要するに、
総務大臣から
地方公営企業法の
適用を強く勧められたことが大きな要因によるものと考えられます。
地方公営企業法全部
適用について、
特別会計、これは
地方自治法に基づくものであり、
企業会計、これは
地方公営企業法全部
適用、
水道事業、
公共下水道事業に準ずるということで、
官公庁会計方式は
単式簿記であるが、
企業会計方式は
複式簿記などの
説明がありました。
また、
地方公営企業法適用の効果については、三つほど述べられております。
経営状況が
明確化される、2番目は、適切な
財産把握、
資産老朽化の
状況等を把握できる、それから3番目、
職員の
経営意識、これについては
経営意識を持った
職員の育成につながる、このことが
議案質疑の中で改めて
説明をいただきました。
さて、今年4月から、
公共下水道料金、
農業集落排水料金が15%増加いたしました。これは、
経営状況の
明確化、適切な
財産管理、
職員の
経営意識の育成などによる
地方公営企業法適用のいわゆる効果に当たるものではないでしょうか。地方自治体の
住民福祉の観点とは異質な対応の結果ではないかと考えます。
経営状況、
減価償却、
経営意識という点が強調されることになりますと、
住民福祉という観点が後景に退くことになります。
一般会計からの繰入額を抑制、削減に導く見方になりやすい
会計方式であると考えられます。
公共施設には、様々なものがあります。学校や図書館、公民館、
市民体育館など、それぞれ役割は異なりますが、根底にあるのは、
地方自治法に基づく住民の
福祉であります。今回の改定は、
地方自治法に基づく
会計方式を
変更して、
地方公営企業法を
適用する
会計方式に
変更するものであります。今回の改定は、本来の
公共施設の在り方というところから異なる方向を目指し、
効率優先、
経営優先につながりやすい
会計方式への移行と考えられます。
よって、この
条例に賛成できません。
議員の
皆様方には御理解と御賛同をいただきたく、
反対討論といたします。
2番、
議案第72号
笠間市
農業集落排水事業市債償還基金条例を廃止する
条例について、反対の立場で
討論いたします。
今回の
廃止条例は、
議案第71号
笠間市
特別会計条例等の一部を改正する
条例に伴うものであり、
議案第71号は
特別会計とは異なり、
効率優先、
経営優先につながりやすい
会計方式への移行と考えられるものであり、それへの
変更に伴うものでありますので、反対いたします。
議員の皆様には御理解と御賛同をお願い申し上げまして、
反対討論といたします。
三つ目、
議案第82号
令和4年度
笠間市
一般会計補正予算(第9号)に、反対の立場で
討論いたします。
議案第82号
令和4年度
笠間市
一般会計補正予算(第9号)は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億7,662万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ355億9,392万4,000円とするものであります。
内容を精査しますと、歳入の国庫
補助金、総務費国庫
補助金に個人番号交付事務
補助金312万円、マイナポイント
事業費
補助金321万3,000円が計上されており、歳出では、衛生費、保健衛生費、保健衛生総務費の中にオンライン資格確認導入
事業補助金として、
マイナンバーカードを活用した
事業費として420万2,000円が計上されています。
内容項目に沿ってみますと、そのほかには、栗生産規模拡大支援
事業補助金991万9,000円、
農業水利施設電力価格高騰対策事業補助金2,017万6,000円などに代表される、
笠間市にとって大切な予算が多く計上されております。
しかし、市は、国の方針に沿って
マイナンバーカードの普及に力を入れております。国は
マイナンバーカードに
健康保険証を組み入れることを推奨し、
マイナンバーカード取得者にはポイントを付与することができるようにするなど、なりふり構わぬ手法を取り入れ、今年度中に多くの国民に
マイナンバーカードを持たせるよう躍起になっております。
マイナンバーカードの活用により、個人情報の漏えいが懸念されております。朝日新聞10月30日付では、政府の個人情報保護
委員会が全国の自治体にマイナンバー(
社会保障・税番号)の管理状況について点検を求めたところ、半数近くがデータ入力などの業務委託をしており、うち1割超の自治体で不備があった。ただ、実際は、自治体による自己点検の結果よりも、
管理不備は多い可能性がある。
政府の個人情報保護
委員会が過去5年間に実施した170自治体への立入検査では、委託や再委託に関連して、98自治体で不備が見つかっていると指摘しております。これは、50%以上に当たります。個人情報の保護に対する信頼性は低いことを示すものであります。
マイナンバーカードの活用に予算を支出することは認められません。
よって、この
議案に反対いたします。
議員の
皆様方にはこれらの問題点に御理解をいただき御賛同いただけますようお願い申し上げまして、
反対討論といたします。
次に、4番目、
議案第83号
令和4年度
笠間市
国民健康保険特別会計補正予算、これに反対の立場で
討論いたします。
令和4年度
笠間市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3,936万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ77億4,238万6,000円とするものであります。歳出には、保険給付費、高額療養費、一般保険者高額療養費として3,800万円が計上され、医療費増に対応する予算となっており、これは重要な大切な支出項目であります。
しかし、総務費、趣旨普及費として国庫支出金13万5,000円が計上され、一般財源の13万5,000円が減額となっており、一般財源から支出する予定のものを国庫
補助に切り替えるものであります。13万5,000円は、
マイナンバーカードに
健康保険証をひもづけることを推奨するパンフレットの作成に充てたものであります。政府は、
健康保険証を
マイナンバーカードにひもづけた後、2024年秋には
健康保険証を廃止する、このような方針を示しています。このような強権的なやり方には、多くの国民が反対をしております。
今回の補正予算は、パンフレット作成の後、パンフ作成の財源を
一般会計から国庫
補助に切り替えるものでありますが、財源を切り替えて
マイナンバーカードに
健康保険証をひもづけることに対して、議会の承認を得たいということであります。
マイナンバーカードの活用は、個人
情報漏えいの
危険性を高め、国民を管理するために使われる懸念もございます。
よって、この
議案には反対いたします。
議員の
皆様方には御理解を賜りますようお願い申し上げまして、
反対討論といたします。ありがとうございました。